皆様にコストパフォーマンスが高いとご好評いただいているブラジル新作バイオリン弓入荷しました
今回も多数(60本)の中から良いものだけを厳選してまいりました
ブラジルはご存じのとおり、弓のスティックの材料であるフェルナンブーコ(Pernambuco)の原産地で、そのために良質の材料を得られやすいという利点を生かしての弓づくりが近年さかんになってまいりました。
ヨーロッパや日本などよりも労働力も比較的安いことから、職人の銘の入った1点ものでも比較的低価格に抑えられているところも魅力のひとつです。
しかしながら、正直申し上げて、品質のばらつきはまだまだ目立ちます。
ですから、いくら安いからと選ばずに仕入れてしまっては痛い目を見ます。
だからこそ私は毎回毎回、弓の本数が揃っているときに、良いものだけを選べるときにのみ、弓を仕入れているのです。
それで初めてCP、コストパフォーマンスが高いと言えるのです。安いだけで品質が悪かったら何もなりませんから。
今回はニッケル(洋銀)・黒檀仕様の弓を3本、銀・黒檀仕様のもの3本ほど選んでまいりました。
以前のブログでもご説明しましたが、ブラジル製の場合はよく選べばニッケル(洋銀)仕様の弓でもかなり良い材料が中に含まれていることがあります。
上級の銀仕様のものですと、フロッグの形状、デザインなど趣味性の高いものもあるので、それはそれで魅力的ですが、そういうことを気にされなければ、ニッケル仕様の弓でも十分な性能は得られるかと思います。