2018弦楽器フェアの会場でイタリアクレモナのバイオリン製作家 Adriano Spadoni さんにお会いしました
今年の6月に イタリア クレモナの新作バイオリン Adriano Spadoni 2017 を仕入れたことは、以前のブログ、 イタリア・クレモナ新作バイオリン Adriano Spadoni のご紹介 で書いておりましたが、その製作者ご本人が、東京九段下科学技術館で開催された、2018 弦楽器フェアにブースを出されていました。
そこで、「大変良いバイオリンを作ってくれてありがとうと」ご挨拶をして、一緒に写真を撮らせてもらいました。
そのAdriano Spadoni さんのブースで下の写真のパンフレットと、ポストカードをもらったのですが
このポストカードのバイオリンの写真、どこか見覚えがあるような・・・・
そうです、証明書の写真と突き合わせてみるとよくわかりますが、6月に仕入れた彼のバイオリンそのものだったのです。
おそらく、現在私の下にある彼のバイオリンは、彼にとっての自信作、会心の作だったのでしょう、だから、彼の工房の顔とも言える、ポストカードや、パンフレットの写真として採用したのだと思います。
そしてこのバイオリンはさらに、このようなクレモナ リウテリア(クレモナ弦楽器製作者協会)発行の証明書付でもあります
この証明書を付けるためには、製作過程を撮影した写真などを記録しなくてはならないので、通常のバイオリン製作作業よりもより手間がかかることになります。ですから、例えばこの証明書は、特別な楽器、気合が入った楽器に限ってのみ付けるということが考えられます。
上記の彼の工房のパンフレットや楽器のポストカード、そしてこのクレモナリウテリアの証明書と併せ考えますと、相当この楽器は気合を入れて作り、そして会心の出来となったのではないかと思います。
ただ、それを証明するのは実際に演奏される皆様方のご判断です。皆様方がどのようにご判断なされるか、私も大変興味があるところです。
皆さまからの試奏のご予約をお待ちしております。