バイオリン選びの大切なポイント 試奏(試し弾き)の正しいやり方について

2017/10/31
バイオリンの試奏

皆さんは楽器店でのバイオリンの試奏、どのようにされていますか?

 

皆さんがバイオリン、ヴィオラ、チェロを店に見に行ったときにする一番大事なこと、それは試奏(試し弾き)だと思いますが、
そのとき、どのようにしそうしたら良いか、何を弾いたら良いか迷うことはないでしょうか?

 

お子さんなどの場合、弾く曲が無い、以前発表会で弾いたけれど忘れてしまったなどと、お母さんともめている風景にもよく遭遇します。

そのようなことのないように、あらかじめ試奏する曲を決めて、そしてもし暗譜で弾けないのなら、譜面を持って行っても良いと思います。

そして、何台もの楽器を弾き比べるときは、それぞれの楽器を同じ曲で弾き比べることが大事です。同じ条件で弾き比べなければ、楽器の違いが
分からないからです。

 

また、昔弾いた曲は忘れてしまったから、最新の曲を弾くということも往々にしてありますが、
その場合は、それが今まさに取り組んでいる最中ということが少なくありません。そうすると数小節ごと、つっかえ、つっかえ
弾いたりすることになります。何台ものバイオリンを弾き比べる、試奏するというときには先に述べたように、どの楽器も同じ条件で比べなければ
意味がありません。未完成な曲、さらっている最中の曲の場合は、安定して弾くことができませんから、ある楽器の時はたまたま上手く弾け、
別の楽器のときは全然上手く弾けなかったというような現象が起こってしまいます。それを楽器の良し悪しと判断することはできません。

 

ですから、まださらっている最中の曲だったり、無理をして難しい曲を弾く必要はありません。

 

音階をゆっくりと丁寧に弾くことでも、楽器の素性やご自分との相性はわかるものです。

店での試奏を効果的に、確実に行うことがすなわち正しい、確実な楽器選びにつながります。

そこで、試奏する曲、試奏のやり方や注意点等、試奏のポイントを動画にいたしましたのでご覧になられてください。