厳選・バイオリン・新作弓・販売・ベルギー工房製・入荷しました

2018/04/18
バイオリン弓のヘッド部分

バイオリン新作弓の入荷のご案内です

 

選び方によっては、低価格でも性能の高い、良い弓を購入していただくこともできます

 

弓のランク(金具、フロッグの材料等に因る序列)はあくまでも目安に過ぎません。
大事なのはスティックの材料のクオリティを見極めることなのです。

 

ベルギーのアトリエ(工房製)のバイオリン弓を厳選して2本ほど仕入れました

 

今回ご紹介いたしますバイオリン弓は、“Meteny” とスタンプされていますが、これは工房、ブランド名のようなもので、いわゆるアトリエものの弓になります。

 

金属(金具)部分も銀ではなく、洋銀(ニッケル)を使用していますので、ランク的には低価格品の部類ですが、数本の中から材料の良いものを選び出しましたので、価格を超える性能のものであると自負しております。

 

ご承知のように、弓のスティックの材料はフェルナンブーコというブラジル原産のマメ科の植物が使われますが、木材という天然のものであるので、その品質はフェルナンブーコというだけでは一定ではありません。

 

ですから、同一価格帯、同一工房、製作者の弓であっても、材料に因る弓の出来の差、性能の差というのは多かれ少なかれ現れますので、それを良く見て、良い材料を使用した弓だけを選び出すというのが、販売する者の腕の見せどころなのではないかと思います。

 

弓のランクは上記のように金属部、金具の種類、フロッグの材料などでランク分けされることが多いのですが、これも先に書きましたようにスティックは天然モノですので、スティックの材料のクオリティが金具やフロッグで仕分けたようにいつも並ぶとは限りません。

 

ですから、銀、金製品に大して質の高い材料を使った良いものが無く(しかし値段だけは高い)むしろニッケル製品に良いものが見つかるということもあるのです。

 

もちろん、ニッケル製品の中には、それなりの材料のモノが多く含まれているのは事実で、入荷時期、製造ロットによっては価格なりのものしか見つけることができないこともあります。そのようなときは、残念ながら皆様にご案内することはできません。

 

しかし、入荷のたび、注意深く、根気よく探していると、ニッケル(洋銀)仕様の弓の中に、すぐれた材料を使った、性能の高い弓を見つけることができるのです。それはまさに楽器屋冥利につきる瞬間と言えるでしょう。

 

残念ながら、それに出会えるのは不定期であるということと、出会える機会が少ない、つまり揃えられる弓、皆さまに販売できる本数が少ないということであります。

 

ただ、そのときにタイミング良く遭遇していただき、ご購入いただければ、きっとご満足度の高いお買いものをしていただけるものと確信いたします。
もちろん、お試しになられて(試奏して)からご購入いただけますので、必ず今お使いのバイオリンをお持ちの上、ご来店ください。

 

皆さまからのお問い合わせをお待ちしております。