イタリア在住 バイオリン製作家
宮川賢治氏の最新作が到着しました
これまでにも数台当店で販売しております日本人製作家、宮川氏の最新作のバイオリンが入荷いたしました。
宮川氏は修復、修理のスペシャリストとして、イタリアはもとより、ヨーロッパ全土から演奏家たちの信頼が篤く、そのためバイオリン製作にかける時間が多く取れないといいます。ですから、年に1台から2台というのが、これまでの宮川氏の製作のペースです。
ただ、一流の演奏家の持つ名器の修理、修復、調整等に関わってるために、稀少な名器の外観はもとより、内部の構造まで知ることができ、それを自らのバイオリン製作に生かすことができたのです。
ですから、彼のバイオリンの神髄は、外からは見えない内部構造にあります。最近は名器の内部構造の研究もいっそう進み、楽器をつくるたびに彼の楽器は音が磨かれてきているように思います。
今回の楽器もそういう意味では絶対の自信を持って宮川氏も作ってこられていますし、私も自信を持ってお薦めをいたします。