バイオリン・イタリアンに匹敵する・ドイツモダン楽器・販売・横浜

2017/10/07
バイオリン ドイツ モダン Winterling

バイオリンはイタリアが一番だと思っていませんか?

確かにクレモナ黄金期のストラディヴァリやグァルネリ・デル・ジェスのバイオリンやその周辺の弟子たちの楽器は文句なく素晴らしいものが少なくありません。しかし、ストラディヴァリやデル・ジェス以降、そのバイオリン作りのスタイルは各国、各地に伝播していきました。もちろん、現代のようにインターネットがあったり、飛行機が飛んだりしている時代ではないので、その伝播のスピードは極めて遅いものでしたし、伝わり方も間違った伝わり方をしている場合もあったかもしれません。
それでも、クレモナ黄金期のバイオリンの真髄とも言えるバイオリンづくりのスタイルは各国、各地に伝わっていったのです。
そして、そのスタイルは各国、各地の才能のある、技術のある職人によって再現されていったのです。そういう楽器は、イタリアではないから、ドイツだからフランスだからといって決して無視されるべきものではありません。
逆に、生粋のイタリア人がイタリアで作り上げたという楽器が、本人の腕の未熟さゆえに、クレモナ黄金期の神髄とは似ても似つかぬバイオリンであることも少なくありません。
良いバイオリン、クレモナ黄金期の真髄を踏襲するような楽器がつくれるか否かは、あくまでも、製作者本人のセンスや技量にかかっているのです。

そういう中でひとつの例としてご紹介いたしますのが今回ご案内いたしますドイツのモダンバイオリンです。

たまたまご来店いただいたお客様(アマチュアのバイオリン奏者 酒井さん)に試奏していただき、動画に撮らせていただきましたが、「こういうバイオリンがイタリア製の1/3~1/5の値段で買えるのは断然お得ですね」とおっしゃっていらっしゃいました。
逆に言えば、高くて音の悪い、鳴らないモダンイタリーが多すぎるのかもしれませんね。